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「IT活用で不動産業界の常識が変わる?」
不動産業界には様々な不動産用語がありますが、「IT重説」というワードを耳にされたことはありますか?
そもそもIT(英:Information Technology)と聞くだけで、ハードルが高く感じる方もいるのではないでしょうか。
いまさら聞けない!詳しく知りたい人向けにご紹介したいと思います。
重説(重要事項説明)とは?
重説とは「重要事項説明」の略で、賃貸借契約、売買契約の締結に先立って借主・買主に対して
「宅地建物取引士」が宅地建物取引業法第35条にもとづき契約上の重要な事項を書面に交付して説明することです。
またその説明の内容を書いた書類を「重要事項説明書」といいます。
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契約までの流れでは、、、
1.賃貸住宅見学をする
2.賃貸物件の申込みをする
3.入居審査を受ける
4.重要事項説明を受ける
5.契約手続き(契約書締結)をする
6.物件の引き渡しをする
となり重説は入居審査後(4番)で受けます。
IT重説とは?
今までは賃貸借契約を行う場合、必ず対面で重要事項説明を受ける必要がありました。
IT重説はインターネット上のビデオ通話などを利用し、重要事項説明を行う仕組みです。
ビデオ通話の代表的なものとして無料ソフトのSkype(スカイプ)やハングアウトが有名です。
このIT重説が可能なのは、賃貸借契約における借主への重要事項説明に限られます。
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ではなぜ、賃貸借契約に限定されているのでしょう?
賃貸借契約に限定された背景として、2015年8月31日から2017年1月31日まで国土交通省で
「ITを活用した重要事項説明に係る社会実験(IT重説社会実験)」が行われ、
トラブルが発生した際の損害が小さく、社会実験時に目立ったトラブルがなかったためです。
そのため損害が大きい売買取引は対象外となりました。
この社会実験は462社の申請があり、最終246社の登録事業者で行われました。
IT重説のメリット
・お店にいく必要がない
・時間調整が行いやすい
・インターネット環境があれば気軽に利用できる
IT重説のメリットは、なんといっても「不動産屋さんへいく必要ない」ことですね。
仕事や家事の合間にビデオ通話で賃貸借契約が完了!!
とっても魅力的ですね。
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たとえば、、、
急な転勤や大学入試に伴う引越しで遠方からの引越し。
あなたならどうします?
ほとんどの方は住みたい町の不動産屋さんへお部屋探しで訪れます。
お住まいの場所によっては飛行機で行くこともあるでしょう。
お部屋の内覧から始まり、申し込みの手続きと限られた時間で行うのは限界があり、
入居審査の兼ね合いで当日契約まで行うのはほぼ難しいでしょう。
後日、契約のためあらためて不動産屋さんへ出向くケースもあります。
時間や交通費などコストがかかりますし、飛行機で何度も移動するのはかなり大変ですね。
それが、IT重説の利用が可能になると、、、
「自宅で簡単に賃貸借契約が可能」となります。
また、IT重説とともに「オンライン内見」も利用されてもどうでしょうか?
「IT重説」と「オンライン内見」を組み合わせると鍵渡しまで不動産屋さんへいくことはなくなります。
移動費にかかるはずだった費用は引越し代に利用できてお得ですね。
便利な反面、デメリットもありますのでよく理解しておくことが必要です。
IT重説のデメリット
・インターネット環境のトラブルがあると実施できない
・対面で行わないため信頼関係を築くのに時間がかかる
IT重説のデメリットは、「インターネット環境のトラブルがあると実施できない」です。
「お客様とビデオ通話が繋がらない」「音声がうまく聞き取れない」などなど
せっかく良い契約ができるはずが台無しに・・・ということもあります。
予備日を設けるなど事前準備をしっかり行いましょう。
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まとめ
IT重説が解禁になったとはいえ、賃貸借契約で一般化されるのはもう少し時間がかかりそうです。
IT重説の運用にいきなり高価なシステムを導入して行う必要はありません。
まずは無料アプリから活用されてはいかがでしょうか。
最近は「オンライン内見」で「実際にお部屋に訪問することなくオンラインで自宅から物件内見」を行うサービスも開始されております。
近未来な不動産はもうすぐそこまで来てるのかもしれません。
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